最終更新：2025-11-24
「夜でもコーヒーが飲みたい」「妊娠中・授乳中だからカフェインを控えたい」「カフェインに弱いけどスタバは楽しみたい」──そんなときに便利なのが、スタバのデカフェ（ディカフェ）・カフェインレス・ノンカフェインメニューです。
この記事では、スタバのデカフェ・カフェインレス・ノンカフェインについて、メニュー一覧・カフェイン量の考え方・頼み方・料金・自宅用のデカフェ豆まで、カフェインを控えたい人向けにまとめて解説します。
※本記事は、スターバックス公式サイトなど公開情報をもとに執筆していますが、医療的な判断や指示は行いません。体調や妊娠中のカフェイン摂取については、必ず医師・助産師など専門家にご相談ください。
最短の答え
- スタバの「デカフェ」：エスプレッソやドリップコーヒーなど、多くのコーヒーメニューを＋55円前後でカフェインレス仕様に変更できる（店舗や時期により異なる場合あり）。
- 「ノンカフェイン」：カモミールティーや一部フラペチーノなど、カフェインをほとんど含まないドリンクも公式に用意されている。
- 頼み方：レジでは「◯◯をデカフェで」「ディカフェで」と伝える／モバイルオーダーではカスタマイズ画面の「エスプレッソショット」からデカフェを選択。
- 妊娠中・授乳中：デカフェでもカフェインが完全ゼロではないため、「飲んでOKか」「どのくらいなら良いか」は必ず医師・助産師に相談するのが安全。
- おうち用：「ディカフェ ハウス ブレンド」などデカフェ豆・インスタントもあり、家でもスタバの風味でカフェインを控えられる。
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用語の整理｜デカフェ・カフェインレス・ノンカフェインの違い
まずは、「デカフェ」「カフェインレス」「ノンカフェイン」の違いをサクッと整理しておきます。厳密な定義は国や商品によって異なりますが、スタバを含む一般的な使われ方としては次のイメージです。
デカフェ（ディカフェ）とは？
デカフェ（ディカフェ）は、「Decaffeinated（デカフェネイテッド）」の略で、コーヒー豆などからカフェインを一部取り除いた飲み物を指します。
スタバでは「ディカフェ／DECAF」という表記で、エスプレッソやドリップコーヒーのカフェインを90〜99％程度カットした仕様を指すと考えてOKです（実際の除去率は商品や製法によって異なります）。
ポイントは、「ゼロ」ではないこと。普通のコーヒーよりカフェインはかなり少ないものの、微量のカフェインが残っている可能性がある前提で考えましょう。
カフェインレスとは？
カフェインレスも、日常会話ではデカフェとほぼ同じ意味で使われることが多く、「カフェインを大幅に減らした飲み物」というイメージです。
日本では「カフェインレス」「ローカフェイン」などの表記があり、「通常品よりカフェインがかなり少ない」ときに使われることが多い、というくらいの感覚でOKです。
ノンカフェイン（カフェインゼロ）とは？
ノンカフェイン（カフェインゼロ）は、原材料にそもそもカフェインがほとんど含まれない飲み物を指すことが多いです。スタバのメニューでいうと、カモミールベースのティーや、一部のフラペチーノなどが該当します。
ただし、体質や妊娠中の状態によっては、ノンカフェインでも「飲んでいい量」が変わる場合があります。あくまで「カフェインがほとんどない飲み物」という意味であって、医師のOKを保証する言葉ではない点には注意しておきましょう。
スタバでデカフェにできるメニュー一覧
ここからは、スタバでデカフェにできる代表的なメニューを種類別に整理します。店舗や時期によって対応が変わる場合もあるので、最終的な可否は注文時にバリスタさんに確認するのが確実です。
ドリップコーヒー系（ブレンドコーヒー／カフェミストなど）
スタバの定番であるブレンドコーヒー（本日のコーヒー）や、ドリップコーヒーにスチームミルクを加えたカフェミストは、多くの店舗でディカフェに変更可能です。
- ブレンドコーヒー（本日のコーヒー）
- カフェミスト
- 一部の期間限定ブレンド（ディカフェ豆が用意されている場合）
ドリップ系は、通常のコーヒーよりも味の差を感じやすいことがありますが、最近のディカフェはかなりクオリティが高く、「言われなければ気づかない」という人も多いです。
夜に作業をするときや、カフェインを抑えたい日中のテレワーク中など、「とりあえずコーヒーが飲みたいけれど覚醒したくない」ときにぴったりです。
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エスプレッソ系（ラテ・モカ・マキアートなど）
エスプレッソをベースにした多くのドリンクも、「エスプレッソショットをディカフェに変更」する形でカフェインを控えることができます。
- スターバックス ラテ
- カプチーノ
- カフェ モカ
- キャラメル マキアート
- フラットホワイト など
ラテやカプチーノはミルクがメインのドリンクなので、デカフェにしても「ちゃんとスタバっぽさ」は残ります。甘さが気になる人は、
- シロップ少なめ／抜き
- ホイップクリーム抜き
- 無脂肪ミルク・オーツミルクなどへの変更
といったカスタマイズを組み合わせると、「甘さ控えめ×カフェイン控えめ」な1杯に調整できます。
甘さを抑えたスタバドリンク全般を知りたい場合は、別途作成予定の「甘くないスタバドリンクまとめ」記事（甘さ軸のピラー）もチェックしてみてください。
フラペチーノ系（デカフェにできる／できないもの）
コーヒーベースの一部フラペチーノは、エスプレッソ部分をディカフェに変更できる場合があります。ただし、
- すべてのフラペチーノがデカフェ対応しているわけではない
- 期間限定・地域限定のフラペチーノでは不可のものも多い
という点には注意が必要です。
「これはデカフェにできますか？」とバリスタさんに聞くか、モバイルオーダーのカスタマイズ画面でディカフェが選択できるかどうかを確認してから注文するのが確実です。
ティー／ティーラテのデカフェ・カフェイン量の考え方
ティー系・ティーラテ系は、ベースとなる茶葉の種類によってカフェイン量が変わるのがポイントです。
- 紅茶ベース：基本的にはカフェインを含む（例：イングリッシュ ブレックファスト ティー ラテ など）
- 抹茶・ほうじ茶：茶葉由来のカフェインを含む（量は抽出条件によって変わる）
- ハーブティー：カモミールなど、カフェインをほとんど含まないものが多い
ほうじ茶＆クラシック ティーラテなど、具体的なティーラテのカロリーやカフェイン量が気になる場合は、専用でまとめた「ほうじ茶クラシックティーラテ栄養ガイド」などの詳細記事も併せて参考にしてください。
完全ノンカフェインで楽しめるスタバドリンク
スタバには、カフェインをほとんど含まないノンカフェイン系ドリンクもあります。気軽に選びやすい代表例をピックアップしておきます。
公式「ノンカフェイン ビバレッジ」から選ぶ
スタバ公式サイトには、「ノンカフェインのビバレッジ」カテゴリが用意されており、カフェインをほとんど含まないドリンクが一覧で確認できるようになっています。
- カモミールティー／カモミールティー ラテ
- バニラ クリーム フラペチーノ
- マンゴー パッション ティー フラペチーノ（※ティーの種類によってカフェイン量が変わる場合あり）
- 季節限定のノンカフェインドリンク など
最新のラインナップは、必ず公式サイトの「メニュー」→「ノンカフェインのビバレッジ」から確認するようにしましょう。
子ども・カフェインを極力避けたい人におすすめの選び方
小さな子どもや、体質的にカフェインにとても弱い人は、ノンカフェイン系ドリンクをベースに選ぶのがおすすめです。
- ホットミルクやスチームミルク系
- カモミールベースのティー／ティーラテ
- バニラ クリーム フラペチーノなどコーヒーを使わないフラペチーノ
ただし、ノンカフェインでも砂糖やシロップがたっぷり入っている場合が多いので、「カフェインは控えたいけどカロリーも気になる」という人は、甘さ控えめカスタムやサイズダウンも併用するのがおすすめです。
シーン別｜夜・妊娠中・体質的に弱い人向けの選び方
ここからは、スタバのデカフェ・ノンカフェインメニューを「いつ・どんな目的で飲むか」という視点で選ぶためのヒントをまとめます。
夜でも眠れなくなりにくくしたいとき
夜カフェや、寝る前のリラックスタイムにスタバを楽しみたいなら、次のような順番で選ぶのがおすすめです。
- できればノンカフェイン系（カモミールティー、クリーム系フラペチーノなど）
- 次の候補としてデカフェ（ディカフェ）のラテ・ドリップコーヒー
- 通常のコーヒーやエスプレッソ系はなるべく避ける
同じデカフェでも、ショートサイズでゆっくり飲むなど、量と飲むスピードを意識するだけでも、体感は変わりやすいです。
妊娠中・授乳中にスタバを楽しみたいとき
一般的には、妊娠中や授乳中は1日の総カフェイン摂取量を控えめにすることが推奨されます。スタバのデカフェはカフェインを大きく減らしているとはいえ、完全にゼロではありません。
- 基本はノンカフェイン系のドリンクを中心に選ぶ
- どうしてもコーヒー系が飲みたいときはデカフェを少量にとどめる
- 1日の中で、スタバ以外のコーヒー・お茶・栄養ドリンクなども含めて総カフェイン量を管理する
不安や疑問がある場合は、スタバに行く前にかかりつけ医や助産師さんに相談した上で、安心して楽しめるメニューの範囲を確認しておくと安心です。
コーヒーで体調を崩しやすい体質の人
「少しコーヒーを飲んだだけで動悸がする」「お腹を下しやすい」という体質の人もいます。この場合は、カフェインだけでなく、酸味・油分・糖分・冷たさなどの要素が体調に影響しているケースもあります。
- 最初はノンカフェインのホットドリンクから試す
- 空腹時の濃いコーヒーは避ける
- 一気飲みせず、ゆっくり時間をかけて飲む
それでも不調が続く場合は、無理にコーヒーを我慢するより、医療機関で相談する方が安心です。スタバにはコーヒー以外の選択肢も多いので、ノンカフェインのティーやミルク系ドリンクをうまく活用しましょう。
おうちで楽しむスタバのデカフェ豆・インスタント・ギフト
「カフェインを控えたいけれど、スタバの味は毎日楽しみたい」という人には、自宅用のデカフェ豆・インスタントコーヒーもおすすめです。
店舗・公式オンラインで買えるデカフェ豆
代表的なデカフェ豆としては、次のような商品があります。
- ディカフェ ハウス ブレンド：スタバの定番「ハウス ブレンド」をカフェインレス仕様にした豆。バランスの良い味わいで、デイリー使いにぴったり。
- その他、期間限定のディカフェ豆が登場することもあるので、店頭の棚や公式オンラインストアもチェックすると◎。
好みの挽き目にしてもらえば、ペーパードリップやコーヒーメーカーでも簡単に楽しめます。豆の選び方や挽き目の相談も、バリスタさんに気軽に聞いてみてOKです。
インスタント・ドリップ（VIA／ORIGAMIなど）
より手軽に楽しみたい人には、スティック状のインスタント「スターバックス ヴィア」や、ドリップバッグ型の「スターバックス オリガミ」シリーズのデカフェ商品もあります。
- お湯だけで作れるので、オフィスや旅行先でも便利
- ギフトセットになっている商品も多く、プレゼントにも使いやすい
コンビニやスーパーにもスタバのデカフェ商品が並ぶことがあるので、「コンビニで買える低カフェイン・ノンカフェインコーヒーまとめ」記事と合わせてチェックしておくと、日常の選択肢がぐっと広がります。
ギフトにも使える「デカフェ×スタバ」の組み合わせ
カフェインを控えている家族や友人へのプレゼントには、
- デカフェ豆＋マグカップ
- デカフェのVIA／ORIGAMI詰め合わせ
- デカフェ豆＋スタバカード（ギフトカード）
といった「おうち時間＋お店での1杯」を楽しめるセットもおすすめです。ギフト向けの詳しい選び方は、別途ギフト特化の記事とも連携させていく予定です。
スタバのデカフェの頼み方・料金・モバイルオーダー手順
最後に、実際の頼み方・料金の目安・モバイルオーダーでの選び方をまとめておきます。
店頭での頼み方（カウンター・レジ）
カウンターやレジで注文するときは、ドリンク名のあとに、
- 「◯◯をデカフェでお願いします」
- 「◯◯をディカフェでお願いします」
- 「カフェイン少なめにしたいので、デカフェに変更してもらえますか？」
といった一言を添えるだけでOKです。
「このドリンクはデカフェにできますか？」と可否を先に確認してから注文するのもおすすめ。メニューや店舗によって対応が変わることもあるので、その場でバリスタさんに聞くのが最も確実です。
デカフェ変更の料金の目安
スタバでは、多くのコーヒーメニューを追加料金（目安として1杯あたり＋55円前後・税込）でデカフェに変更できます（価格は時期や店舗、サイズによって変わる可能性があります）。
最新の料金は必ず店頭メニュー／モバイルオーダー画面／公式アプリで確認し、必要に応じてバリスタさんにも聞いてみましょう。
モバイルオーダーでデカフェを選ぶ手順（ざっくり）
モバイルオーダー＆ペイでも、対応メニューであればエスプレッソショットをデカフェに変更できます。おおまかな流れは次の通りです。
- アプリ／Webで店舗＆ドリンクを選択
- 「カスタマイズ」画面に進む
- 「エスプレッソショット」またはショット数の項目をタップ
- 選択肢の中に「ディカフェ」があれば、それを選択して確定
ディカフェの選択肢が表示されない場合は、そのメニュー・サイズではデカフェ変更に対応していない可能性が高いです。その場合は、他のメニューに切り替えるか、店頭でバリスタさんに相談してみてください。
よくある質問（FAQ）
デカフェならカフェインは完全ゼロですか？
いいえ、デカフェ（ディカフェ）はカフェインを大幅に減らした飲み物であり、完全にゼロではありません。体質や状況によっては、デカフェでも飲み過ぎには注意が必要です。
デカフェの味は普通のコーヒーとどれくらい違いますか？
昔に比べるとデカフェの技術はかなり向上しており、「言われないと気づかない」と感じる人も多いです。一方で、風味やコクの感じ方が少し変わるので、気になる人はまずショートサイズで試してみるのがおすすめです。
1日にどのくらいまでなら飲んでいいですか？
一般的なガイドラインでは、健康な成人の場合、1日のカフェイン摂取量の上限目安が示されている国もありますが、体質・持病・妊娠の有無によって適切な量は変わります。特に妊娠中・授乳中・持病がある場合は、自己判断せず医師に相談しましょう。
学生・受験生が夜に飲むなら何がおすすめ？
夜遅くまで勉強する場合も、睡眠リズムを崩しすぎないことが最優先です。どうしてもスタバを利用したい場合は、
- ノンカフェインのティーやミルク系ドリンク
- デカフェラテをショートサイズで
といった選び方をして、連日大量に飲まないことを意識するのがおすすめです。
まとめ｜スタバのデカフェ・ノンカフェインを味方につけて、無理なくカフェインコントロール
スタバには、コーヒー好きはもちろん、カフェインを控えたい人向けの選択肢もたくさん用意されています。
- 多くのコーヒーメニューは＋料金でデカフェ（ディカフェ）変更が可能
- カモミールティーや一部フラペチーノなどのノンカフェインドリンクもある
- シーン別（夜・妊娠中・体質）に合わせて、「何をどのくらい飲むか」を調整するのが大切
- 自宅用のデカフェ豆・インスタントを活用すれば、家でも気軽にカフェインコントロールができる
うまく活用すれば、「スタバ＝カフェインが強いから行きづらい」というイメージから、「カフェインの量を選びながら楽しめる場所」に変わっていきます。
このデカフェ・ノンカフェイン完全ガイドを入口に、甘さを抑えたい人向けの「甘くないスタバドリンクまとめ」や、ほうじ茶クラシックティーラテの栄養ガイド、コンビニで買える低カフェインコーヒーまとめなどもぜひチェックして、自分に合った1杯を見つけてみてください。
